Bad Moon Rising (1985)

Bad Moon Rising

Intro / Brave Men Run (In My Family) / Society is a Hole / I Love Her All The Time / Ghost Bitch / I’m Insane / Justice is Might / Death Valley ’69 /// Satan is Boring / Halloween / Flower / Echo Canyon

当時日本でもラフ・トレード経由でリリースされたというのは大鷹俊一氏のライナーなどで有名な話ではあるが、実際にこのアルバムが売っているところを見た人はかなり少ないと思う。俺も見たことは無い。しかし多分「ミュージック・ライフ」だったと思うが、レビューらしきものを見た記憶はある。

あるのだが、果たしてそれがSYのレコードだったかどうかは覚えていない。でもこのジャケットをなんとなく覚えているのだ。そんなの何の自慢にもならないが、この出来事を今では自分のSY原体験ということにしている。

LPでは元々9曲入りでそれらがシームレスで繋がっているが、このような作りはその後のアルバムでは見られない。シームレスの部分ではルー・リードの「メタル・マシン・ミュージック」やストゥージズの「ノット・ライト」などが断片的に挟まれていて、これは当時のライヴで曲の合間にウォークマンから流していた曲でもあるらしい。何故そんなことをしていたか?彼らは1曲終わる毎にチューニングに時間をかけすぎてしまい、客が退屈してしまうのでその場つなぎとして流していたからだ。