A Thousand Leaves / ア・サウザンド・リーヴス(1998)

A Thousand Leaves

  1. Contre Le Sexisme
  2. Sunday
  3. Female Mechanic Now On Duty
  4. Wild Flower Soul
  5. Hoarfrost
  6. French Tickler
  7. Hits of Sunshine (for Allen Ginsberg)
  8. Karen Koltrane
  9. The Ineffable Me
  10. Snare , Girl
  11. Heather Angel

唯一 “Sunday” がシングル・カットされたが、他の曲はもうシングルとかマーケットとかとは無縁のものばかりで、10分以上の曲が2曲もあるし、全体的に長くてルーズな感じがする。

その理由としてSYは自分たちのスタジオを持ったことにより、いつでもセッションやレコーディングが可能となったためだ。リー・ラナルドはかつてのアルバム “Goo” みたいなキッチリしたプロデュースのもとで作る必要がなくなったと発言していたようだ。

このアルバムの曲をひっさげて第2回目のフジロックに登場した時から徐々にSYの名もこの国のロックファンに浸透していくようになったと思う。その後の来日公演もこのアルバムから全曲をやっただけで、彼らにとってもある意味重要なアルバムなのではないだろうか?インディー時代のようなぐちゃぐちゃした感じの音に戻っているところが俺はとても気に入っている。

2018年の今も年に数回は聴くアルバムだ。